2024年、120時間という超ロングバッテリーとソーラー充電機能をひっさげ、約250ドル(日本国内 約3.9万円)という衝撃のハイコスパでサイクルコンピューター市場に殴り込みをかけた「COROS DURA」。僕の友人もカロスユーザーで、その長時間駆動にはおどろきました。
それから2年、カロスが満を持して発表した次世代機『DURA 2 SOLAR』は、単なるマイナーアップデートにとどまらず、素材・サイズ・操作性・ナビ性能のすべてをプレミアムクラスへと劇的に引き上げた超進化モデルとなって登場しました!
1. そもそも「COROS(カロス)」ってどんなブランド?
自転車界では2024年のサイコン参入で一躍有名になりましたが、ランニング・アウトドア界隈ではすでに「Garminの最大のライバル」として確固たる地位を築いているアメリカ発のスポーツテクノロジーブランドです。
- トップアスリートの圧倒的支持:
マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ選手や、過酷な山岳を駆けるトレイルランナーたちが愛用。 - 強みは「驚異的なバッテリー寿命」と「軽さ」:
スマートウォッチ「PACE」シリーズや「VERTIX」シリーズで培われた省電力技術は業界トップクラス。 - 無料とは思えない高機能アプリ「COROS Training Hub」:
面倒な有料サブスクなしで、プロレベルの負荷管理やコンディション分析ができるエコシステムがサイクリストからも絶賛されています。
初代DURAの唯一の弱点だった「粗削りなソフトウェアやプラスチック感」を、カロス自慢の技術力で極限までブラッシュアップしたのが今回の『DURA 2 SOLAR』です。
2. BikeRadarが注目する「DURA 2 SOLAR」の劇的進化ポイント
① カーボン×削り出しアルミ!超薄型エアロボディ

- 背面には「T700カーボンバックプレート」、フレームには「6000番台アルマイトアルミニウム」を採用。
- 最上部のベゼル厚みはわずか5.7mm!エッジの効いた超薄型ウェッジシェイプ(くさび型)で、空力性能が向上しています。
- 画面を大型化しながら、総重量はわずか99gに抑えられています。


見た目はかなりかっこよくなりましたが、薄いディスプレイは一見すると壊れそう・・・実際背面はカーボン製パネルを敷いているので、そう簡単にディスプレイがまがって折れるなんてことはないだろうが。こればかりは実際に使用してみるほかない。
② 2.7インチから「3.5インチ」へ特大スクリーン化!
初代の2.7インチから、Garmin Edge 1050クラスに匹敵する3.5インチの大型MIPS(メモリインピクセル)カラータッチスクリーンへサイズアップ!
日光下での圧倒的な視認性はそのままに、地図やデータ項目が格段に見やすくなりました。


実際に1050と比較するとディスプレイの大きさよりも、横から見た時の画像が衝撃的。なんだこの薄さは!!これでソーラー充電機能を備えているのだからおどろき。
③ ダイヤルを廃止!確実な「ハプティック(触覚)大型ボタン」へ
初代DURAの象徴でもあった「側面の回転式デジタルダイヤル」は賛否両論ありました(冬用グローブや悪路で回しにくいなど)。
DURA 2 SOLARではダイヤルを潔く廃止し、両側面にテクスチャ加工が施された大型ボタンを新搭載。押した瞬間に心地よい振動が返ってくる「ハプティックフィードバック」により、厚手の冬用グローブや豪雨の中でも確実に操作できます。
④ ソーラーパネルが下部へ移動&発電効率25%アップ!
初代は画面「上部」にあったソーラーパネルが、新型では画面「下部」へと配置変更されました。

パネル面積が17%大型化し、発電効率は25%向上。3.5インチへと大画面化・高機能化しながらも、「公称120時間(デュアル周波数GPSでも70時間)」というモンスターバッテリーをしっかり維持しています。
⑤ ついに「本体単体でのオフライン・リルート」&「音声操作」に対応!
初代DURAの最大の弱点だったのが「ルートを外れたときの再検索(リルート)にスマホの電波が必要だった」という点。
DURA 2 SOLARでは、サイコン単体でのオフライン・リルートに完全対応しました!山奥の電波が届かないグラベルや峠道でも安心です。
さらに、内蔵マイクとスピーカーを搭載し、音声コントロール(Voice Control)にも対応しています。(音声コントロールを使用するにはCOROSアプリに接続する必要があります。)
同時期にリリースされたガーミンエッジ1060も同様にボイスコントロールを得ています。音声コントロール機能はいま最も注目される機能なのです。

3. 【徹底比較】初代DURA vs 新型DURA 2 SOLAR
| 項目 | 初代 COROS DURA | 新型 COROS DURA 2 SOLAR |
| 画面サイズ | 2.7 インチ(MIPSタッチ) | 3.5 インチ(MIPSタッチ) |
| 筐体素材 | プラスチック樹脂 | T700カーボン + アルマイトアルミ |
| 本体厚み | 通常厚 | 最薄部 5.7 mm(超薄型エアロ) |
| 重量 | 約97 g | 99 g(大画面化してもほぼ維持!) |
| 操作インターフェース | タッチ + 右側回転ダイヤル | タッチ + 左右ハプティック大型ボタン |
| ソーラーパネル位置 | 画面の「上部」 | 画面の「下部」(面積+17%、効率+25%) |
| バッテリー稼働時間 | 最大120時間(デュアル周波数70時間) | 最大120時間(デュアル周波数70時間) |
| オフライン・リルート | 非対応(スマホ電波が必須) | 対応(本体のみで即座に再探索) |
| マイク / 音声操作 | なし | あり(音声コマンド対応) |
| 価格(海外定価) | $249(約39,600円) | 本体のみ$499〜アルミマウント付属$700~800(プレミアム帯へ移行) |

純正アルミマウントはハンドルバークランプタイプと、一体型ハンドルへ装着する2タイプでそれぞれ金額が異なるようだ。
機能を比較してみるとわかりやすい。ソーラー充電機能にばかり注目がいってしまい、実用性において初代カロスはリルート機能に制限があったのは知りませんでした。特徴的な操作インターフェースも実は賛否が分かれるデザインだったのは意外でした。確かにグローブをつけていたのでは操作しずらいのもわかる気が・・・
今回のアップデートで前作からの改善点をしっかりおさえてきましたね。
4. 価格とターゲット:どんな人におすすめ?
初代DURAが「圧倒的な安さとバッテリー」を武器にしたエントリー〜ミドルキラーだったのに対し、新型DURA 2 SOLARは「Garmin Edge 1050/1060やWahoo ROAM/ACEと正面から殴り合うプレミアムフラッグシップ」へとキャラクターを変貌させました。
- 価格帯:
- 本体のみ:$499(約£429 / 約€499)
- 専用アルミマウント付属:700〜$800超え)と比べて依然として高い競争力を持っています。
コスパでカロスを選択していたユーザーからしたら、アップデートしてまで購入すべきか悩むかもしれません。ガーミンキラーといわれる所以も、ガーミンのソーラーシリーズのほぼ半額で購入できるコスパがあったからこそ。機能面で不満な箇所はほぼないので、購入の際は自身の使用環境をしっかり把握しておくことがポイント。
こんな人におすすめ!
- ブルベ、超長距離キャノンボール、数日間のバイクパッキングを楽しむ人
(充電器やモバイルバッテリーを持つストレスから完全に解放されます) - 大画面で見やすい地図ナビをストレスなく使いたい人
- 愛車のコックピットを洗練された美しいデザインでまとめたい人
- すでにCOROSのスマートウォッチを使っていて、データを一元化したい人
まとめ:サイコン界の勢力図を塗り替える決定打!
初代DURAでサイコン市場を大きくザワつかせたカロスが、「本当に作りたかった理想のフラッグシップ」として世に放ったのがこの『DURA 2 SOLAR』です。
プラスチッキーさを脱ぎ捨て、カーボンとアルミを纏った美しい造形。そして弱点だったナビや操作系を完璧に克服し、120時間バッテリーという無二の強みを3.5インチ大画面で維持した完成度は圧巻の一言です。
本国での発売時期は11/3午前6:00の予定。ガーミンも新型1060をリリースしたので、両者のシェア争いがさらに激化することまちがいなし。日本国内での正式発売や価格のアナウンスが今から待ち遠しいですね!

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