SRAM 新型コンポーネント登場

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SRAMから新型ForceとRIVALが同時リリースされました。E1となりハイエンドモデルREDの技術がRIVALまで降りてきた形です。

まだ実物をさわれてない人も多い中、実際に新型Force E1を組み付ける機会に恵まれたので、操作感と新型になって何が変わったかご紹介します。

新型Force/RIVAL E1

今回の新型、すべてにおいて前作D2の性能を凌駕しています。ビックリなのが、XPRLにいたってはスプロケット段が増えてるのに軽量化していること。

Force AXS E1 前作D2との重量差
Force AXS XPRLもRED同様13速化
RIVAL AXS E1 前作と比べこちらも大幅に軽量化
RIVAL AXS XPRLも13速で登場

ForceはREDの形状を限りなく再現して軽量化を図っている印象。

カーボンクランクが薄くて硬いかっこいいデザイン。

リアディレイラーも1種類のみで36Tまで対応。

ブレーキタッチはSHIMANOに匹敵する軽さ。そして強烈に効くブレーキング。

レバー形状も外側へ大きく広がっていて、エアロポジションでも操作性抜群。

レバーにスイッチが増設されたことで、サイクルコンピューターをワイヤレス操作可能。もちろん変速も可能です。ステアリング周りが快適すぎる。

13速のXPRLシリーズ

Force/RIVAL AXS E1には1×13速のXPRLも同時リリースされました。前作XPRLより段数が増えてるのに軽量化してることが驚き。

13速となりフロントシングルでも十分に快適なケイデンスコントロールが可能となりました

リア変速が13段になるとどういうメリットがあるかというと、2×11速で使用できる「有効ギア比」が13速で使用可能となります。

要は、2×11速でギア比の被ってない段数を数えると13段になるということ。ケイデンスの変化が少なく、登坂も平坦も難なく踏めて、フロント変速がないのでチェーン落ちなどのトラブルも少なく、パーツ点数も減るためエアロ効果も期待できる・・・

そんなメリットしかなさそうなXPRL

しかし、取付には一つ条件があります。UDH(ユニバーサルディレイラーハンガー)対応フレームにしか取付ができません。

UDH対応フレームにディレイラーハンガーなしで直接変速機を取付られる為、H/Lネジ、Bテンションボルトによるディレイラー調整が不要です。

また落車や障害物の接触によるディレイラーの破損に耐性があり、ちょっとやそっとでは壊れません。壊れても分解によるパーツ交換で修理可能な為、末永く使用できるという。

もう13速まできたらよほどのアップデートがない限りコンポーネント入れ替えなんてしないだろうから、長期的に遊べるコンポーネントとして期待できますね。

UDHに対応するフレームは続々リリース中です。ロードよりグラベル/MTBで普及しているので、グラベルバイクやグラベルレースバイクを組もうと思ってる方、XPRLは必見です。

進化したパワーメーター

Force/RIVAL AXS E1にはパワーメーターのラインナップもあります。

固定方法は8Hボルトで変更なし
専用工具でパワーメーターに取付
機能美という言葉が似合う完成されたデザイン

Forceはチェーンリングタイプ。RIVALはスピンドルタイプのパワーメーターです。

先代RED AXSよりチェーンリングタイプのパワーメーターが登場しましたが、なんとパワーメーターとチェーンリングが一体となっているため、チェーンリングが消耗して交換するさいはパワーメーターも捨てなければなりませんでした。

Force AXS E1からはチェーンリングと別体となり、専用工具を使用することで取外し、交換が可能となりました。

パワーメーターを捨てることがないため、お財布に優しく進化しています。

RIVAL AXS E1のスピンドルタイプパワーメーターは、おそらく市場で格安の分類に入るコストパフォーマンスをほこるパワーメーターになります。

スピンドルに単4リチウム電池を仕込み稼働させる
フロントシングル/ダフルに対応可能。汎用性も抜群

稼働は電池駆動。スピンドル内部に電池や計器類を収納しているため、外的要因での故障に耐性があります。チェーンリングの変更にも柔軟に対応し、使用するペダルにも制限はありません。

電池駆動なので、出先でバッテリーが切れても工具さえ持っていれば現地でバッテリーを入れ替えることも可能でしょう。

SRAMの進化が止まらない!!

世界初の完全無線電動コンポーネントを発表してから今日に至るまで、SRAMの進化はとどまることをしりません。

AXSで動くコンポーネント同時は基本的に互換性があるため、無線駆動サスペンションや空気圧管理、無線ドロッパーシートポストなど、周辺機器も続々リリースされています。

今回リリースされたForce/RIVAL AXS E1により、自転車はさらに速く、快適に走れるようになったでしょう。

Force/RIVAL AXS E1搭載の完成車も続々リリースされてるので、これを期にバイク毎買い替えて最新モデルの実力を体感してみてはどうでしょうか

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