なんだってー!?GRXから新型コンポーネントが出るだって!?
全く予想だにしてなかった。なんとクリスマス前にSHIMANOから発表されました。
GRX RX-717 Di2
ハイエンドモデルのRX-825のセカンドモデルになります。SHIMANOからリリースされるDi2モデルでは最安のコンポーネントとなるそうです。
RX-717の特徴をみていこう
RX-717 STIレバー

パット見、正直なところ105di2のレバーです。
レバーにGRXのロゴが入り、レバー形状はエルゴノミクスデザインで握りやすい形状となっております。上位モデル同様に、ブレーキレバーのピボット(支点)位置が高めに設定され、上ハンからブレーキを握り込んだ際でも少ない力で強力なブレーキングできます。
価格は31,158円(税込)

RX-717は左側レバーに変速機能はありません。1×12速用となるので、変速は右レバーに集約されています。
スプリンタースイッチの増設はできないため、1×12速に特化した機能となります。上位モデルより機能を制限しているので、価格もリーズナブルになってます。
価格は27,830円(税込)。
リアディレイラー

リアディレイラーもRX-717用でリリースされました。上位モデル同様、完全ワイヤレス化を果たし、価格も同様のモデルでは最安となりました。
これは組みやすいコンポーネントですね。面倒なエレクトリックワイヤーの配線がないので、ほぼポン付けで済む。
障害物との接触なのどによるトラブルにも耐性があるリアディレイラーなので、グラベルで気兼ねなく使い倒せます。
価格は59,502円(税込)。
ワイドレシオなスプロケット

スプロケットは従来の10-51Tスプロケットを使用します。(MTBモデルの12速スプロケット。9Tスタートのスプロケットとは互換性なし。)
もちろんフリーボディはマイクロスプライン。新型XTRの登場でワイヤレス化を果たし、マイクロスプラインを採用するホイールも徐々に増えてきた印象。

SHIMANOからもエントリーモデルのホイールでマイクロスプラインとフリーボディが交換できるモデルもでています。
GRX RX-717di2の活用方法
SHIMANO最安のワイヤレスコンポーネント。これが一番の強みであり、マイクロスプラインがそれにブレーキをかけてる印象。
HGフリーの11-36TスプロケットでもRX-717リアディレイラーが動けば、ホイールやフリーボディを買わずとも、もっとすんなりRX-717を導入できるんですけどね。
完全にグラベルとマウンテン用として使用されるマイクロスプラインが一部のホイールブランドでしか簡単に交換できない現状は、マイクロスプラインが初登場した頃からさほど変わってない。
廉価版のホイールをSHIMANOが出したとて。
フリーボディが交換できるとはいえ、工具を使用する時点でご家庭で交換できるユーザーは少数派でしょう。
しかし、この問題がすでに解決できている環境ならポン付けでフレームに組み込めるRX-717は非常に便利です。
個人的にはグラベルコンポーネントとしてでなく、1×コンポーネントの良さを活かし、特大サイズのチェーンリングを取り付けてグラベルレースやロード寄りのライドに使用することも考えますね。
なにより、RX-717を取り付けた完成車が今後出てくると考えるとワクワクします。


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