前回ブログでご紹介した「Campagnoloウルトラアップグレードキット」の続報。なんと価格とスペック詳細が発表されました。
スーパーレコード13にさらなる芸術性と性能アップをもたらすウルトラアップグレードキット。詳細をみていこう!
13速カーボンチェーンリング
ウルトラアップグレードキットの内容は、アウターチェーンリング、スプロケ、セラミックベアリングの3つとなる。まずは、カーボンチェーンリングから。

スパイダーがカーボン製で、歯は7075アルミ製。7075アルミは熱処理によって硬度が高まる性質をもち、暑い特殊な熱処理であるハード・アノダイズド処理が施される。経年劣化に強く、長い間その性能を維持できるようになっている。
Campagnoloの完成度の高さ、耐久性が一目でわかるチェーンリングだ。
チェーンリングのバリエーションは50Tと52T。
50T/78g 通常モデルのチェーンリングより34g軽量
52T/102g 通常モデルのチェーンリングより28g軽量
13速チタンスプロケット

Campagnoloが選択したチタンは、航空機レベルのチタンを使用。4〜5段目までチタン一体成型のスプロケットが作られた。
チタンの塊をスプロケットの形に削り出し、世界最速レベルの変速をさせるのだから、驚異的な技術力だ。性能だけでないのがCampagnoloで、4〜5段目以降はブラッククローム・ナチュラルチタンカラーのコンビネーションで、スプロケット全体を美しく製作したそうな。はい、めっちゃエロいとおもいます。
選択できる歯数は10-33T、11-36T(11TでもN3Wを使用するので、フリーボディの種類には注意)
4枚までチタン歯の10-33T/215g 通常スプロケットより30g軽量
5枚までチタン歯の11-36T/238g 通常スプロケットより44g軽量
セラミックベアリング
アップグレードキットでおそらくほぼ目立たないパーツ「セラミックベアリング」

CampagnoloのBBは特殊で、クランク側にベアリングが付くため私たちが思ってるBBの位置にベアリングはつきません。
しかし、Campagnoloのベアリング精度は間違いなくワールドクラス。スーレコ13のBB、QCK-Tech (Quick Tech)を回しましたがセラミックBB並みに回る。
これ以上の性能を誇るアップグレードキットのベアリング。セラミックボールベアリングを採用し、回転はさることながら、ボール感の摩擦抵抗とノイズの軽減も実現。
このベアリングだけでも、僕が使ってるエカルに取り付けてQCK-Techを使って使用できないものか・・・Campagnoloのベアリングはほんとによく回るんです。
ベアリング自体もスタンダードBBより3g軽量化しています。
アップグレードキットの価格
カーボンチェーンリング
スプロケット
セラミックベアリング
Campagnoloスーレコ13アップグレードキットの価格はこちら
50/52カーボンチェーンリング ¥66,000
10-33T and 11-39Tチタンスプロケット ¥123,200
セラミックベアリング¥33,000
総額¥192500
このアップグレードキットを持ってして、先代スーパーレコード12ワイヤレスと同価格帯になるわけです。勿論性能はスーパーレコード13のほうが上だろうし、部分的にアップグレードキットを導入してもいいわけですよ。
ギア比的にチェーンリングが50T以下を選択したユーザーはチェーンリングはアップグレードできませんが、スプロケットとベアリングはアップグレードできるんです。
スーパーレコード13はグラベルからロード/TTで使用できるギア比を備えているため、このコンポーネントは一つで自転車は完成するのです。あらゆる意味で。
スーパーレコード13を手に入れたユーザ。これから手に入れるユーザ。アップグレードキットでCampagnoloをもっと楽しもう。


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